生姜湿布

小さいころ捻挫をすると、市販の湿布薬ではなく、生姜をすりおろしたものと小麦粉と、なにやら混ぜた湿布を母親が作って貼ってくれました。一般的な食材として使われる生姜は、家庭の冷蔵庫のなかや野菜室などにあることが多いですよね。湿布薬を常備していないときに生姜を使った湿布を作れば簡単な捻挫には対応できます。また、咳が出て眠れないときなどにも生姜を使ったハップも呼吸が楽になるので重宝します。日常の中で簡単に使える生姜は、色々な使い方を知っておくとけっこう便利なんですよ。

生姜湿布について

日本では昔から生の生姜を日常の料理や保存食として利用する以外にも湿布薬や咳止め、胃の不快感を和らげるなどの色々な用途で使ってきました。中国などではしょうがは漢方の中でも頻繁に使われるもので、含まれる成分や香りにも色々な効果があります。

生姜を使った湿布の特徴

ガーゼ生姜の湿布は捻挫や打ち身などで熱を持っている部分や、虫刺されなどに利用すると効果があります。しょうがをすりおろし、他の材料と一緒に湿布剤を作る方法と、しょうがやジンジャーオイルをお湯に溶かして「生姜湯」を作り、タオルやガーゼに染み込ませて痛みのある部分などに当てるという方法があります。しょうが湯を当てる場合には、当てる部分の状態に合わせて温めたお湯を使う方法やつめたい水で冷やして使う方法があります。

また、生姜の精油成分を利用したジンジャーオイルは筋肉痛や肩こり間接のいたみなどを和らげる効果があると言われ、生姜を使ったハップ剤や溶液などは炎症が起きたときなどに塗ったり、布に染み込ませたものを利用したりして気管支炎や鼻づまり、咳止めなどとして使うこともあります。

生姜の温灸

ショウガをスライスしたものを使って温灸にも利用することができます。湿布より簡単にできるとして使われることも多い民間療法の一つです。血行がよくない部分に当てると血行を改善するといわれ、肩こりなどに効果があるようです。ショウガを使った温灸をしているときには熱さを我慢したりせず、ぽかぽかと温かさや気持ちよさを感じる程度でやめるのがポイントです。また、胃腸炎などの場合にも上から押して不快感やイタみを感じる部分改善にも効果があるようです。このショウガ温灸はもぐさと火を使うため、気をつけてやらないとやけどをする可能性もありますので注意が必要です。

簡単! 生姜湿布のレシピ

捻挫や突き指など、間接などに熱を持っている場合に利用できるハーブと生姜を使ったシップのレシピをご紹介します。上手く使えると大変便利で簡単に利用できますので、ぜひ上手に活用してみてくださいね。

【材料】

  • 生姜 200g
  • ロベリア 50g
  • 赤唐辛子 100g
  • 小麦粉 少々
  • 豆腐 1/2丁

【作り方】

  1. 生姜は皮ごとすりおろします。ロベリア・赤唐辛子はパウダー状のものを利用するか粉末タイプでない場合はすり鉢やミキサーを使って粉末状にします。
  2. 豆腐をキッチンペーパーなどでくるみ、水をできるだけしっかりと切ります。
  3. ボールにすりおろした生姜・赤唐辛子・ロベリアと水を良くきった豆腐をいれ手で豆腐を握りつぶすように混ぜます。赤唐辛子が手につくとひりひりすることがあるので、ボールの代わりにすり鉢に入れてすりつぶしながら混ぜてもかまいません。
  4. 軟らかさを調整するために小麦粉を少しずつ加えて練り合わせます。指でつまめる程度の硬さを目安に小麦粉を加えていきましょう。一気にたくさん入れると硬くなりすぎてしまうので注意してください。
  5. 二重〜三重にしたガーゼに練り合わせた生姜を乗せて包んで完成です。炎症や痛みのある部分をより大きく作り、包み込むように貼るのがポイントです。

ポイント

生姜を使った湿布剤は用途や肌に合わせて作り方を変えて利用することをおすすめします。比較的刺激が少ないといわれる生姜ですが、汗をかきやすいタイプの人や肌が荒れやすい人または敏感肌の人の中には生姜の刺激でかゆみや湿疹が現れることもあります。生姜の成分が肌に強いと感じる人の場合には、生姜湿布を作るときに使う生姜の量を少なめにしたり、しょうが湿布の利用は避けた方が良いかもしれません。そのときの体調なども関係してくると思いますので、毎回様子を見ながら利用することをおすすめします。

しょうが湯湿布の作り方

生姜湯を利用した湿布は、お風呂に入れない時にもとても気持ちよく身体を温めてくれる方法です。湿布に使用する生姜は、種ショウガやひねショウガを使うとショウガに含まれる精油成分や香りや風味に含まれる健康に役立つ成分をたっぷり使うことができます。生姜湿布を作る場合には新生姜ではなく、根生姜・ヒネ生姜を使うことがおすすめです。

【材料】

  • しょうが 200g
  • お湯 3〜4L

【作り方】

  1. お湯は70〜80度に温めたものを大き目の洗面器やバケツに入れて使います。また、生姜は皮ごとすりおろしガーゼや布で作った袋にいれ、お湯の中に入れてください。
  2. 厚めのタオルを二枚用意し、生姜湯を染み込ませます。タオルを一枚取り出し、しっかりと絞り血行の悪くなっている部分やイタみのある部分に当てます。タオルの上からバスタオルやタオルケットをかけて身体とタオルが冷めにくいように工夫してください。冷めたら初めに漬けておいたもう一枚のタオルと交換します。
  3. 5〜8回タオルを交換し最後に水で絞ったタオルで生姜湯湿布を当てていた部分を拭きあげて終わりです。

ポイント

洗面器やバケツに入った生姜湯が冷めないように、フタをするか金属性の容器でだるまストーブなどを利用し温度を保つと良いでしょう。生姜湯は85度〜沸騰させてしまうと生姜に含まれる成分が変化してしまい効果が減ってしまう場合や、なくなってしまうこともありますので、沸騰させたり、沸騰しているお湯を使うのは避けた方が良いでしょう。生姜湿布をした後は、生姜の成分が身体に浸透してきている場合が多いので、1〜2時間は入浴を避けることがおすすめです。